「シリコンはよくない」「ノンシリコンが安心」
そんなふうに思っている方は、今でも少なくありません。
けれど、美容のプロのあいだでは
“シリコン=悪者”という考え方はすでに古い情報 となっています。
いま大切なのは、どちらが良い・悪いではなく “あなたの髪質に合っているか” という視点。
この記事では、シリコンの正しい働きやノンシリコンとの違い、そして現代のヘアケアで大切な“使い分けの基準”をわかりやすく解説します。
シリコンの働きと特徴:なぜ多くのヘアケアに使われるのか

シリコン(シリコーン)は、髪表面に薄い膜をつくり、キューティクルを守るために使われる成分 です。
- 髪の摩擦を減らす
- 手触りをなめらかにする
- パサつきを抑えツヤを与える
- ドライヤーやアイロンの熱から守る
このような理由から、サロン施術や美容室専売品でも広く使われています。
つまり、シリコンは髪に悪い成分ではなく、 “髪を守る成分”です。
仕上がりの重さや質感の違いから、相性の良い髪質があります。
シリコン配合ヘアケア製品の見分け方
シリコン入りかどうかは、成分表示の語尾を見ると簡単に判断できます。
✔ 「〜メチコン」と成分

髪の表面をコーティングして、ツヤや指通りをよくする“シリコーン油”の仲間です
✔ 「〜シロキサン」とつく成分

揮発性が高く、軽い仕上がりやなめらかな感触を作るために使われます
シリコンシャンプー・ノンシリコンシャンプーの特徴
✔ メリット
- 毛先がつるんとまとまる
- 摩擦ダメージを防ぎやすい
- 仕上がりのツヤが出やすい
✔ デメリット
- 根元のボリュームが出にくい
- 細毛には重く感じることがある
✔ メリット
- 根元がふんわり立ち上がる
- 頭皮ケアに使いやすい
- 軽い“素髪感”の仕上がり
✔ デメリット
- ダメージ毛はきしみやすい
- 毛先が広がりやすいことも
髪質・髪の状態で選ぶシャンプーの使い分け
いまの美容業界では、「シリコン=悪/ノンシリコン=良い」ではなく、“髪質と悩みに合わせて選ぶ”のが正解。
✔A:まとまり重視(広がり・パサつきが気になる)
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毛先のパサつきや広がりが気になる方は、シャンプーは軽やかに仕上がるタイプを選び、アウトバスでツヤやなめらかさを補う製品を併用すると、根元はふんわり、毛先はしっとり整いやすくなります。 |
《 シャンプおすすめ 》
- ウアオ ハイプレックス シャンプー(ノンシリコン)
→ 根元は軽く、毛先はしっとり整う“扱いやすい髪”に - ウアオ ベジミックススーパーパワーシリコン除去シャンプー(週1クレンジング)
→余分な膜感をリセットして、仕上がりをクリアに整える週1ケア
✔B:ふんわり軽さ重視(細毛・軟毛)
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根元がつぶれやすい細毛さんは、軽い洗い上がりのシャンプー を選ぶことでトップがふんわり。 毛先は必要に応じて、軽めのアウトバスで質感を調整すると自然にまとまります。 |
《 シャンプーおすすめ 》
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- ウアオ ザ・ボリューム オールインワンシャンプー プレミアム(ノンシリコン)
→ 根元の立ち上がりが続きやすく、ふわっと感がしっかりキープ - ウアオ ハイプレックス シャンプー(ノンシリコン)
→ 軽さと補修感のバランスが良く、どんな髪質にも適応します
- ウアオ ザ・ボリューム オールインワンシャンプー プレミアム(ノンシリコン)
✔ C:頭皮ケアを優先したい
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べたつき・におい・乾燥など頭皮のゆらぎが気になる方は、毎日はやさしく洗い、週に1度しっかりリセットするケアが◎ 根元の環境が整うと、髪全体の扱いやすさも大きく変わります。 |
《 シャンプーおすすめ 》
- ウアオ ハイプレックス シャンプー(ノンシリコン)
→ 頭皮に必要なうるおいは残したまま、すっきり洗えるやさしい処方 - ウアオ ベジミックススーパーパワーシリコン除去シャンプー(週1)
→ 皮脂やスタイリング剤をスムーズにオフし、地肌のコンディションをクリアに
シャンプー以外のシリコン入りアイテムとその役割

シリコンは、髪表面をなめらかに整えるコーティング成分として、インバス・アウトバス・スタイリング剤・カラースプレーなど幅広い製品に使われています。
摩擦を減らし、ツヤやまとまりを補う目的で配合されることが多く、「手触りを良くしたい」「広がりを抑えたい」場面でとても頼りになる存在です。
ここでは、シリコン成分が配合されたウアオのヘアケア・スタイリングアイテムと、それぞれの役割をまとめました。
インバストリートメント
シリコンはキューティクルを整え、指通りをなめらかにしながら乾燥・摩擦によるダメージを抑える働きがあります。
とくに毛先のパサつきが気になる方には、洗い流すタイプでもシリコンの保護力が役立ちます。
– WUAO ITEM –
- ウアオ Sトリートメントマスク
→ 髪の内部からととのえ、しっとり艶やかなまとまりやすい髪へ - ウアオ ハイプレックス トリートメント
→ 毎日のケアで髪の内部・外部を補修
アウトバストリートメント(オイル・ミルク・美容液)
ドライヤーやアイロンの熱から髪を守り、広がり・うねりを抑えてツヤを与える役割があります。日中の乾燥ダメージを防ぐという意味でも、40代以降の髪とはとても相性のよいケアです。
– WUAO ITEM –
- ウアオ シャインジェリー
→ 軽やかにツヤをまとわせ、パサつきを自然にカバーしてくれるジェル仕上げ - ウアオ ラフワ ヘアオイル
→ しっとりしすぎず、毛先のまとまりとツヤが長続きするやさしいオイル - ウアオ のばしチャオ ミルク
→ 広がりやすい髪をやわらかくまとめ、扱いやすさをぐっと高めるミルクタイプ - ウアオ のばしチャオ ローション
→ 軽い質感でさらっと仕上がる、うねりやパサつきを自然に整えるローション - ウアオ ハイプレックス3rd. ボンドケア
→ ダメージホールを補って髪の芯を補強し、強さとツヤを同時にサポート
それぞれ質感が異なるため、髪の状態に合わせて選べます。
スタイリング剤(ミルク・ジェル・フォーム・スプレー)
毛先のパサつきを抑え、表面を均一に見せる“ツヤ補整”が主な目的。
シリコンが入ることで、仕上がりが美しく見える効果があります。ヘアスタイルをキープしながら、乾燥による広がりも防いでくれます。
– WUAO ITEM –
- ウアオ ツヤヤカトリートメント ヘアスプレー
→ スタイリングしながらツヤとまとまりを与え、パサつき抑制にも - ウアオ デザインキープ スタイリングスプレー
→ 「軽さ」と「カールの再現力」を両立。動きのあるスタイルを自然に演出。
カラースプレー・白髪隠し(仕上げ用)
色素を髪にムラなく密着させるため、シリコンの“定着力・補整力”がとても役立ちます。
白髪カバーや生え際ケアを自然に見せたいときに活躍します。
– WUAO ITEM –
- ウアオ 染っ女カラースプレー プレミアム(ブラウン/ダークブラウン)
→ 色をしっかり密着させ、ムラなくなめらかな仕上がり - ウアオ ヘアカバースプレー(ブラウン/ダークブラウン)
→ 気になる部分を瞬時にボリュームアップ&白髪カバー、自然なツヤも演出 - ウアオ ボー・メン3Dブラックスプレー
→ 白髪を薄毛が気になる部分を立体的にカバーし、自然な仕上がりに
ヘアミスト・静電気対策スプレー
乾燥で起こる静電気や絡まりを防ぎ、なめらかでまとまりやすい髪をキープします。
特に湿気・乾燥が気になる季節にあると便利なアイテムです。
– WUAO ITEM –
- ウアオ ローズドレス ヘアフレッシュナーRN
→ ふんわりバラの香りで、毛先のパサつきや静電気もやさしくケア。
どうして「シリコン=悪者」と言われたのか?(そして、それは過去の話)

シリコンは長年、髪の摩擦をおさえ、指通りやツヤを高める目的で幅広く使われてきた成分です。
ところが、ノンシリコンブームの影響で「毛穴をふさぐ」「髪に悪い」といった誤った情報が急速に広まり、一時的に“悪者”扱いされるようになりました。
実際には、ヘアケアに配合されるシリコンは 安全性が確立されており、髪や頭皮に問題を起こす成分ではありません。
シリコンそのものが髪を傷める、毛穴をふさぐといった科学的根拠はありません。
ただし、シリコン入りのオイルやスタイリング剤を毎日使うことで、髪表面に“コーティングが重なっていく”ことがあります。
これが蓄積すると、重たさが出る・ツヤが鈍る・トリートメントが入りにくいといった“質感の変化”につながることがあります。
このため、現代のヘアケアでは「シリコンを否定する」のではなく、「定期的なリセットケアを取り入れる」という考え方が主流です。
髪をいちどクリアな状態に整えることで、トリートメントが浸透しやすくなり、仕上がりの軽さやツヤも戻りやすくなります。
つまり、シリコンは安全で便利な成分。
ただし“ため込まない工夫”を取り入れることで、より良い状態をキープできる。
これが、今の美容プロが考えるシリコンとの上手な付き合い方です。


