ドライヤーを美髪ケアの時間に
シャンプー後のドライヤー。
毎日のルーティンとして、つい何気なく終わらせていませんか?
でも実は、その乾かし方ひとつで髪のツヤやまとまり、ボリューム感が大きく変わること、ご存じでしょうか。
「なんだか最近、髪のツヤが出にくい」
「うねりや広がりが気になる」「トップがぺたんとする」
そんな変化に気づいたときは、髪の扱い方そのものを見直すチャンスです。
日々のちょっとした習慣を変えることで、髪の印象はしっかり変わります。
今回は、美容のプロも実践するドライヤーの基本ステップをご紹介します。
自然乾燥は髪と頭皮の敵?
「暑いし、自然に乾くからそのままでいいかな」
「面倒で乾かさずに寝てしまうことも…」
そんな方も少なくありませんが、髪が濡れたままの状態はキューティクルが開いていて、外からのダメージを受けやすい“無防備な状態”です。
このまま放置すると、摩擦や乾燥でパサつきや枝毛の原因に。
また、頭皮に湿気が残ると雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイやかゆみ、フケなどのトラブルにもつながります。
つまり、ドライヤーはスタイリングではなく「髪と頭皮を守るケア」
手をかけることで、髪の印象にも自信が持てるようになります。
プロが教える! 髪が整うドライヤー5ステップ
- タオルドライは“根元”重視でやさしく
まずはタオルでやさしく水分をオフ。ゴシゴシこするのではなく、ポンポンと押さえるように。特に根元の水分をしっかり取っておくと、ドライヤー時間も短縮でき、熱ダメージも防げます。 - 熱や摩擦から髪を守る“ひと手間”を
洗い流さないトリートメントやスキャルプローションで保護ケアを。
このひと手間が、まとまりやすく、ツヤのある仕上がりにつながります。 - 乾かす順番は「根元→中間→毛先」
ドライヤーは、根元から乾かすことで自然な立ち上がりに。髪の内側から風をあて、手ぐしで軽く引っぱるように整えるのがポイントです。 - 距離は20cm以上、左右に振って
ドライヤーは髪から20cmほど離して、熱が一点に集中しないよう左右に振りながら乾かします。これで過乾燥を防ぎ、均一な仕上がりに。 - 最後に冷風で引き締める
仕上げに冷風をあてることで、キューティクルが整い、ツヤ感アップ&スタイル長持ち。ここまでが「プロが実践する」基本ステップです。
髪悩みに合わせた、おすすめケアアイテム
髪の変化を感じたときは、「何か特別なことをしなきゃ」と思いがちですが、まずは日常のケアをアップデートすることが大切です。
ドライヤー前後に使うアイテムを見直すことで、乾かすだけで髪が整う感覚が変わってきます。
ここからは、髪の悩みに応じたおすすめアイテムをいくつかご紹介します。
ボリュームが出にくい、根元がぺたんとする方へ
髪のうねりや広がりが気になる方へ
乾燥・静電気・ニオイ対策に
今日から“乾かす”を“育てる”時間に
髪は、日々の積み重ねで育っていくもの。
「乾かす時間」は、単なるルーティンではなく、自分の髪をいたわるケア時間に変えることができます。
ドライヤーを上手に使って、髪の土台を整える。
その手間が、数か月後の髪に、自分の印象に、大きな変化をもたらしてくれます。
まずは今日から、ほんの少し乾かし方に意識を向けてみてください。
あなたの髪と気持ちが、きっと軽やかに変わっていくはずです。