グレイヘアへの移行を乗り越えて、白髪のある毎日にも少しずつ慣れてきた頃。
鏡を見て、
「なんだか、ぱっとしない」
「思っていたより、疲れて見えるかも……」
そんなふうに感じることはありませんか?
色は思い描いていたとおりなのに、なぜか素敵に見えない。
実はその原因は、白髪の色そのものよりも、髪の「質感」や「シルエット」にあることがあります。
グレイヘアをかっこよく見せるポイントは、「ツヤ」と「ボリューム」の2つ。
白髪の色を活かしながら、髪全体を整えて見せることで、印象は変わってきます。
この記事では、毎日のスタイリングでできる簡単なコツをご紹介します。
白髪ぼかしで明るい髪色を楽しんでいる方にも役立つ内容です。
グレイヘアへの移行についてはグレイヘア移行期間の乗り越え方、白髪ぼかしについては白髪ぼかしハイライトとは?で詳しくご紹介しています。
グレイヘアがぱっとしないのはなぜ?

同じグレイヘアでも、すっきりと素敵に見える人と、どこか疲れた印象に見える人がいます。
その違いをつくるのは、白髪の量や色だけではありません。
ポイントはこの2つ。
ツヤ
髪の表面を整えて、光をきれいに返す。
ボリューム
トップや後頭部をふんわりさせて、シルエットを整える。
ただ、白髪は黒髪にくらべてうねりやすく、ふわっと浮いて見えやすい傾向があります。
表面がそろいにくいぶん光が散りやすく、パサついて見えることもあります。
白髪の性質については白髪をおしゃれに活かす方法で詳しくご紹介しています。
この2つを意識するだけでも、グレイヘアはぐっと洗練された印象になります。
ツヤ感のあるグレイヘアにするには?
ツヤは、仕上げのアイテムだけでつくるものではありません。
まずは、髪を乾かすときに表面を整えることから始めましょう。
乾かし方で、髪の表面をそろえる

タオルドライは、髪をこすらず、タオルで押さえるようにして水気を取ります。
ドライヤーは、乾きにくい根元から。
根元が乾いたら、風を上から下へ向けて、毛先に向かって乾かします。
髪の流れに沿って風を当てることで、表面がそろいやすくなります。
最後に冷風を当てると、整えた髪の形が落ち着きやすくなります。
仕上げのオイルは、毛先から少しずつ

乾かし終えたら、毛先にツヤを足していきましょう。
オイルは手のひらによく広げてから、毛先を包むようになじませます。
手に残った分で、髪の表面を軽くなでる程度で十分です。
ここで気をつけたいのが、つけすぎないこと。
オイルをつけすぎると髪が重くなり、ふんわり感がつぶれてしまいます。
ボリュームも大切にしたいグレイヘアには、ベタつかず、重くなりにくいオイルが向いています。
日々の保湿ケアについては白髪ぼかしの記事でもご紹介しています。
ボリュームを出すときのコツは?
ボリュームは、髪全体をふわっとさせればいいわけではありません。
大切なのは、出したい場所と抑えたい場所を分けることです。
出したいのは、トップと後頭部。
ここがふんわりしていると、横から見たときのシルエットもきれいに整ます。
一方、耳まわりのサイドは、広がりすぎないように抑えるのがポイントです。
白髪のうねりで横に広がると、シルエットがぼやけて見えやすくなります。
乾かし方で、根元を立ち上げる

トップは、根元を指で軽く持ち上げながら、根元に風を当てて乾かします。
いつもの分け目と反対方向から風を当てると、根元が立ち上がりやすくなります。
分け目を少しずらしてみるのもひとつの方法です。
サイドは、上から下へ風を当てながら、手のひらで軽く押さえるように乾かします。
「トップはふんわり、サイドはすっきり」。
これだけでも、シルエットが整いやすくなります。
ふんわり感を保ちたいなら、スタイリングフォームを

きれいに乾かしても、時間がたつとトップがぺたんとしてしまう。
そんなときは、スタイリングの最初にフォームを取り入れてみましょう。
選ぶときは、重くなりすぎず、自然なふんわり感を保てるものが扱いやすいです。
ウアオ ザ・ボリューム スタイリングフォーム
植物由来のスタイリング成分などで、べたつきが少なく軽い仕上がり。
持続性・耐湿性にすぐれ、ボリュームアップしたスタイルをキープします。
仕上がりの好みに合わせて、3種類から選べます。
レギュラー |
ハード |
ウエット&トリートメント |
| 固めない、ふんわりとした仕上がり | しっかりキープしながらボリュームUP | みずみずしいツヤ感とウェット感 |
| 自然なふんわり感がほしい方に | ウェーブや毛流れをつくりたい方に | ツヤとボリュームを両方ほしい方に |
缶を逆さにして適量を手に取り、髪にもみ込んでからスタイリングします。
レギュラーとウエット&トリートメントは、使う前によく振ってください。
量は髪の長さや仕上がりに合わせて調整しましょう。
ツヤもボリュームもほしいときは?
「ツヤもほしいけれど、ボリュームもほしい」
そんなときは、つける場所を分けるのがコツです。
根元・トップは「ボリューム」
毛先・表面は「ツヤ」
このように役割を分けると、重くなりすぎず、ふんわりしたツヤ髪に仕上げやすくなります。
グレイヘア 仕上げの3ステップ
1
フォームで根元からふんわり
まずはフォームをもみ込み、ボリュームのある形をつくります。
2
オイルを毛先になじませる
毛先を中心に少量なじませ、パサつきを抑えてツヤを足します。
3
最後に表面へツヤをプラス
出かける前の仕上げに、ツヤのほしい部分へスプレーを。
どのアイテムも、最初からたくさんつける必要はありません。
少し足りないくらいから始めて、必要なら後から足す。
これくらいがちょうどいいです。
悩みに合わせて、使うアイテムを選ぶこともできます。
- 毛先のパサつきが気になる → オイル
- トップがぺたんとする → フォーム
- 最後にツヤを足したい → スプレー
出かける前の仕上げには、スプレーが便利です。
手を汚さずに、ツヤのほしい部分にだけのせられます。
美容師さんには、どう相談すればいい?

毎日のスタイリングで変えられることはたくさんあります。
それでも、髪型の土台になるのはカットです。
トップがつぶれやすい、サイドが広がりやすいといった悩みは、カットの工夫で扱いやすくなることがあります。
これまで多くのサロンさんと関わらせていただく中で感じるのは、素敵なグレイヘアには、毎日のケアとスタイリングが欠かせないということです。
美容師さんには「こうなりたい」だけでなく、普段の悩みも具体的に伝えてみましょう。
美容師さんへの伝え方の例
「トップがぺたんとしやすいので、ふんわり見える形にしたいです」
「サイドが横に広がりやすいのが気になります」
「朝のスタイリングは5分くらいで済ませたいです」
「白髪を活かしながら、すっきり見える髪型にしたいです」
「どうスタイリングしたらいいかも教えてほしいです」
「どう見せたいか」だけでなく、「普段どうしているか」まで伝えると、自分に合った髪型を相談しやすくなります。
白髪ぼかしをしている方は、ハイライトの入り方とあわせて相談すると、色とシルエットのバランスを整えやすくなります。
まとめ|グレイヘアは「色」だけでなく「整え方」で楽しめる

グレイヘアは、始めるときも、続けていく途中も、迷うことの多い道のりです。
「思っていたより素敵に見えないかも」
そんなふうに感じることもあるかもしれません。
でも、グレイヘアの印象は、白髪の量や色だけで決まるものではありません。
ツヤを足す。
トップをふんわりさせる。
ほんの少しのスタイリングでも、見え方は変わります。
全部を一度に変える必要はありません。
まずは、
毛先に少しオイルをつけてみる。
いつもの分け目を少し変えてみる。
そんな小さなところから始めてみてください。
今の自分の髪色を活かして、グレイヘアを楽しんでいきましょう。
監修:ハラ株式会社 1927年創業。まもなく創業100年を迎える美容・理容・エステサロン向け専門商社。全国の理美容師とともに髪の現場に寄り添い続けてきた経験をもとに、一般の方向けのヘアケア情報を発信しています。
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